研究部の課長として、日々テーマの進捗や課員の様子などに目を配りながら、マネジメント業務を行っています。研究部の役割は明確で、次世代につながる新たな芳香族ジアミン(粉)の創出になります。一言で表すと「0」から「1」を創ることになりますが、やはり並大抵では行きません。世界の動向をチェックし、世の中がどのような方向に進んでいるのか、常にアンテナを張っておく事が大切であり、その需要にマッチした新製品を開発することが我々の使命です。
新しい材料が世の中に出て活躍する可能性は一般的に16%と言われており、種をまいて水をやり続けても枯れていくものの方が多いことは事実です。しかしながら、逆に考えると16%もこの世の中に新しい材料を解き放つことができるということです。自分たちが開発した製品、つまり「1」が世の中に出て世界の人々に貢献できた時を思い描き、日々研究業務に取り組んでいます。初めて「1」を創り出した時は言葉にできないくらいの喜びがあります。特に、我々が作り出す芳香族ジアミンは無限の可能性を秘めており、今後世の中に必要不可欠な原料として出て活躍すること間違いなしです。和歌山から世界へ芳香族ジアミンという魔法の粉を我々とともに創出しませんか?